今夜は同僚の猪子先生と『歯根破折』の診断を勉強します。歯根破折した歯は残念ながら基本的には抜歯対象です。破折の好発は神経治療済みの歯、年齢は40才過ぎから多くなり、歯周病ポケットが深い、食いしばり習癖、不良補綴物、硬い物を好む方、etc..の原因で起こる予測不可能な場合が多いのです。

患者さんから思えば『定期検診』『早めの治療』でどーにかなる。と考えるのですが、破折歯は先に述べたように残念ながら予測不可能であり、確実な予防方法もありません。また、最初の症状で確定診断できる確率も低く、平均18ヶ月後に確定するケースが多いのも事実。仮に治療が功を奏しても数年後には抜歯に至るケースが多いのです。定期検診で原因を少しでも減らし歯根破折を回避することを考えています。大切な歯を一本でも長く使いたいですね。明日はこの根管治療について症例検討会を院内間で勉強します。

院長

新大久保歯科医院