(インプラント埋入後CT画像)

本日は分院の、須田歯科クリニックにて朝イチから前歯の抜歯即時埋入のオペがありました
患者さんは40代.男性.
上顎前歯の根尖病巣、歯根破折にて抜歯の症例です。

本日抜歯後、即時にインプラント体を埋入(抜歯即時埋入オペ)予定でした←これだけでもかなり難しいオペです!

オペ途中に『破折した歯牙の唇側(外側)の歯質が一部使えそう‼︎』と判断し、歯根の一部を意図的に残し、ソケットシールド/ルートメンブレンテクニックに切り替えたそうです(ーー;)

患者さんにとってはすごく良い方法ですが、手技が高難度MAXです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

(黄色の歯根一部がそれです)

この方法は最近雑誌にも色々な名称で掲載されてますが、狭窄歯列にならなく、食渣も起きず審美領域では出来るだけ保存したいですよね

※ソケットシールド

組織を新しく作るより、いまあるものを保存して使う。天然歯の歯根の回りには『歯根膜』と言う血液が豊富な膜が付いています。全部抜いてしまうと周囲の組織が枯れて吸収が始まります。この膜を残す事で歯槽骨や歯肉の吸収を抑え天然歯なみの歯肉のボリュームを確保して審美的にも、腫れや痛みも軽減できインプラントオペの成功率が上がります(低侵襲かつ短期間で治療を終える要因に‼︎)

素晴らしいオペですが実践はかなりの難易度

普通にやればもう少し楽なのに、、

理事長が唱える『患者さんの幸せ』『患者さんのQOL』を考えている歯科医師らしいです

本日は最長18ミリインプラント体埋入
低位舌側埋入で良いですね!(埋入位置は様々な理由で事前に狙う位置を確保するのは難しい)(コンピュータの解析だけに頼らず現場に即した対応が大切)

生着値は70.68とギリギリボーダーですので、即時はやめて5ミリのヒーリングで終了
本日のボリュームMAXオペですが、

抜歯→ルートメンブレンテクニック→インプラント埋入

全てを25分で終了‼︎‼︎‼︎(#^.^#)
担当医曰く、2ヶ月半から3ヶ月で型採りだそうです。

さすが!

明日も難症例が控えてますよ〜頭を次に切り替えてくださいね( T_T)\(^-^ )
院長より

新大久保歯科医院